マッチョの備忘録

学んできたことや覚えておきたいことを残していきます。


MMDの物理演算パラメーター

1. 質量 (Mass)

  • 説明
    • 剛体の重さを決定する値です。値が大きいほど重く、小さいほど軽くなります。
    • 他の剛体やジョイントとの相互作用に影響を与えます。
  • 効果
    • 大きい質量:剛体が動きにくくなり、安定します。
    • 小さい質量:剛体が動きやすくなり、柔軟な動きになります。
  • 設定の目安
    • 髪やスカートのような軽い部分には小さな値を設定。
    • 体や骨のような重い部分には大きな値を設定。

2. 移動減衰 (Linear Damping)

  • 説明
    • 剛体の移動速度を減衰させる(減速する)値です。
    • 値が大きいほど移動がすぐに止まり、小さいほどスムーズに移動します。
  • 効果
    • 大きい値:移動が抑制され、カチッとした動きになります。
    • 小さい値:移動が滑らかで柔らかくなります。
  • 設定の目安
    • 髪やスカートなどの柔らかい動きには小さい値を設定。
    • 固定された部位や重い剛体には大きい値を設定。

3. 回転減衰 (Angular Damping)

  • 説明
    • 剛体の回転速度を減衰させる(減速する)値です。
    • 値が大きいほど回転がすぐに止まり、小さいほど滑らかに回転します。
  • 効果
    • 大きい値:回転が抑制され、安定感が増します。
    • 小さい値:回転が滑らかで柔らかい印象になります。
  • 設定の目安
    • 髪やスカートなどの自由に揺れる部位には小さい値を設定。
    • 固定された部位には大きい値を設定。

4. 反発力 (Restitution)

  • 説明
    • 剛体が他の剛体や地面に衝突した際の反発具合を決定します。
    • 値が大きいほど弾むようになり、小さいほど弾まなくなります。
  • 効果
    • 大きい値:剛体が弾む動きをします(ボールのような挙動)。
    • 小さい値:剛体が吸収されるように動きます(衝突時に止まる)。
  • 設定の目安
    • 柔らかい素材や弾むような動きをしたい場合は大きい値を設定。
    • 固定された部位や吸収する動きには小さい値を設定。

5. 摩擦力 (Friction)

  • 説明
    • 剛体が他の剛体や地面に接触しているときの摩擦の大きさを決定します。
    • 値が大きいほど動きが制限され、小さいほど滑りやすくなります。
  • 効果
    • 大きい値:剛体が接触した際に動きにくくなる。
    • 小さい値:剛体が接触した際に滑らかに動く。
  • 設定の目安
    • 動きを制御したい剛体(靴底や床)には大きい値を設定。
    • 滑らかな動きを表現したい剛体には小さい値を設定。


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